循環器内科の医師による住居併設医院である。聖母マリアの慈愛に包まれるような空間の医院にしたい考えを持たれていた。ここでは医療行為だけでなく、待合スペースを工夫してコンサートや司祭による講座等を通して精神的なケアも行う開かれた医院となることを大切にした。玄関に入ると聖書の言葉がむかえてくれる。内部空間はボールト天井を曲面の平面で切り取り、多目的トイレの入ったブースで場をわけ、空間に変化を与えている。